大正7年9
月5日写影 早大三上君来校記念とある。ジイさんは関西学院だったので
そこへ遊びにきた友人との記念撮影か?
新しいもの大好きだったのとスポーツが大好きだったジイさんは
写真と同様、テニスも大好きだったそうだ。
私が物心ついたころにはすでにメヌエル氏病を患い
そのテニスもできなくなっていた。
それでも
病弱で孤独だった私の父と異なり、ジイさんはあらゆる面で
活発でたえずそのまわりに人が自然と集まってくる人だった。
私にはどうもそのジイさんと父の両方の血がしっかりと流れていると
感じることがたびたびある。
一人で居ることと大勢で過ごすこと。
いずれも大好きだし、いずれも大の苦手。
写真後列右より2番目の一番小柄でメガネをかけているのが私のジイさん。